こんにちは、たっきーです。
投資として、今まで、投資信託や株の購入を経験してきてはいましたが、ひとつ経験していないものがありました。
それは、FX。
株や投資信託は、実際の企業とリンクしていますので、業績等の影響を与えるものがイメージしやすいのですが、FXとなると、何をイメージしたらいいのかよくわからない。
そんなイメージが先行していたため、株や投資信託にはすぐに手を出していましたが、FXにはしばらく手を出していませんでした。
ただ、そんなイメージをくつがえしてくれたFXの投資手法があります。
それが、「さや取り」という手法です。
このさや取りという手法、調べてみれば調べてみるほど、資金の管理をしっかりやっておけば、ローリスクでミドルリターンを寝られる商品であるということがわかりました。
では、まず、「さや取り」という手法がどういったものなのか、ということをまとめてみます。
FXのさや取り
さや取りとは、同一の通貨を異なるFX証券会社で「買い」ポジションと「売り」ポジションを同じだけもつことでリスクを抑えてリターンを得るという手法になります。同一通貨の「買い」と「売り」のポジションを同量持つことで、為替の上がり下がりの影響をなくすことができます。
どういうことかというと、通貨が値上がりすると、「買い」ポジションには利益が出ますが、「売り」ポジションには同量の損が出ることになります。
また、通貨が値下がりすると、「買い」ポジションには損が出ますが、「売り」ポジションに同量の利益が出ることになります。
つまり、通貨が上がろうが下がろうが、影響はなくなります。
でも、これだけ利益が出てくることにはなりません。
そこで出てくるのが「スワップポイント」です。
スワップポイントとは、2国間の金利差から得られる利益のことで、日本のような低金利の通貨を売って、高金利通貨を買った場合、その金利の差額をスワップポイントとして得られるものです。
このスワップポイント、FX証券会社によって、結構異なります。
ここがポイントでFX証券会社によるスワップポイントの違いを利用することになります。
わかりやすくするため、私の利用している組み合わせを下記に示します。
南アフリカランドのさや取り
- 対象通貨:南アフリカランド(1万通貨)
- 証券会社とスワップポイント
- 買い→みんなのFX、スワップポイントは+15
- 売り→セントラル短資FX、スワップポイントは-8
このようにすると、1日のスワップポイントが2社で合計+7になります。
為替の変動は、買い売りの両ポジションを持つことで消されており、しかも、1日7円ほどの利益になります。
※2019年6月3日にセントラル短資FXの売スワップが-8円から-9円に大きくなってしまいました。そのため、1日の利益は6円に減少してしまっています。残念。
さや取りをするために必要となる資金と利回り
これを実現するための必要となる資金ですが、レバレッジをどのようにするかによって異なります。レバレッジが1倍であれば、現在のランドが1ランドで7.6〜7.7円ほどになりますので、買いの証券会社に8万円弱、売りの証券会社に8万円弱入れておく必要がありますので、合計で16万円弱になります。
スワップポイントは1年365日もらえますので、スワップポイントは1年で2555円。
16万円に対して1年で2555円の利益が出ますので、利回りは1.6%ほどになります。
ただ、実は、もう少し利回りは悪くなります。
これにFX証券会社の手数料を考慮しないといけません。
南アフリカランドを取引する場合、みんなのFXの場合1通貨あたり1.8銭、セントラル短資FXの場合1通貨あたり0.9銭のスプレッド、つまり手数料が必要になります。
1万通貨で換算すると、みんなのFXとセントラル短資FXの合計で270円がかかることになります。
つまり、損益が-270円からスタートすることになるのです。
1日あたり7円のスワップポイントが貯まりますので、手数料を上回るためには40日ほどの日数が必要になります。
40日ほどまで持ち続けていないと損になり、40日以上持ち続ければ確実に利益が出ます。
レバレッジ1倍であれば、ロスカットされることはありませんので、40日以上経てば、それ以降、確実に利益が積み増されることになります。
株式投資などより圧倒的にリスクが低く、リスク許容度を高くとれない人にとっては非常に良い手法ですね。
ただし、レバレッジ1倍を実現するためには、16万円ほどのまとまった資金が必要になりますので、ちょっと最初のハードルは高いかもしれませんね。
ではでは、たっきーでした。
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