新しいスマホ証券、セゾンポケットが開始!ただし、SMBC日興証券のフロッギーと比べたら完全に負けていた!



こんにちは、たっきーです。

今年に入って、低額から投資できる証券サービスがどんどんと出てきていますね。

SBIネオモバイル証券、LINE証券に続いてセゾンポケットという証券サービスが開始されました。

まずは、概要をまとめてみます。

スマホ証券のセゾンポケット概要


  • 11月12日から開始
  • セゾンカードを使って投資信託もしくは株の積立ができる
  • 投資信託は1000円から、株式は5000円から積み立て可能
  • 対象製品は投資信託がセゾンバンガードグローバルバランスファンド、セゾン資産形成の達人ファンドの2つ。株式は100銘柄の中から選択可能。
  • つみたてに永久不滅ポイントを利用可能。100ポイントから使えて、100ポイントを450円として利用できる。
  • つみたてによってポイントも貯まる。6回の積み立てをした合計金額に対して5000円につき1ポイントを付与(通常のクレジットカードのポイントは付与されない)
  • 手数料:投資信託は売買時の手数料はかからないが、保有時に信託報酬と売却時に信託財産留保額0.1%がかかる。株式については売買につき0.5%、最低取引手数料は50円。

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永久不滅ポイントが使える、貯まる

これがセゾンポケットの一番の売りなんでしょう。

永久不滅ポイントを利用して投資信託や株式の購入に利用することができます。

100ポイントあれば、450円分のお金として利用することができます。

また、積立を毎月していれば、6回の積立ごとに5000円につき1ポイントがもらえます。

もし、5000円ごと6回積立したとすると、6ポイントもらえ、それをそのままセゾンポケットで利用するとすると100ポイントで450円として使えるので、ポイント料率は0.09%。

うーん、ポイントとしては、まあ、こんなものかなという感じ。

ちなみに、ポイントではないですが、いくつかの証券会社では、株式を購入して貸株というサービスを利用するとだいたい0.1%くらいのお金が手に入ります。

それと同じくらいのポイント還元率といえるでしょう。

少額から積立が可能

投資信託は1000円から、株式は5000円からと、少額から積立ができるのはうれしいところ。

積立ができるといっても、最低投資金額が高いと、そもそも少額投資家には積立ができないなんてこともありえます。

やはり、これくらいの金額から投資ができないと、なかなか投資というものは多くの人には広がっていかないと思います。

ただ、同じ株式の積立ができるフロッギーと比べると高額になってしまいます。

フロッギーは、500円から株式の投資ができるという少額投資家にはうれしい証券会社。

このフロッギーというサービスの特徴は以下のようになります。

フロッギーの特徴


  • 500円から株式の購入が可能。
  • 購入時の手数料はかからず、売却時に0.5%の手数料がかかる
  • クレジットカードでの引き落としではなく、ポイント制度はない。


500円から積み立てできる上に、手数料についても購入の際には手数料がかかりません。

また、フロッギーは、1株より少ない単位でも金額を指定することで購入ができます。

一方、セゾンポケットの最小取引単位はあくまで1株単位。

指定した金額の範囲で最大数の整数株数を購入することになります。

指定した金額をきっちり使ってくれるフロッギーのほうがわかりやすいと思いませんか。

クレジットカードによる引き落としが可能

証券会社で株式などを購入する場合には、通常、証券会社の口座に入金する必要があります。

楽天銀行と楽天証券のように銀行にお金があればスムーズに購入できるのは稀で、大抵が証券口座に入金という作業が必要になります。

クレジットカードによる引き落としが可能であれば、証券口座への入金作業が必要なくなりますので、株式の購入の手間が少なくなります。

ただし、クレジットカードによる引き落としが可能だとしても、通常のクレジットカードの引き落としによるポイント付与はありません。

セゾンポケット独自のポイントプログラムになりますので、注意が必要です。

登録配当金受領口座方式が使える

これは、あまり魅力的に思わない人もいるかもしれません。

配当金の受け取り方式で登録配当金受領口座方式が利用できます。

これの何がいいかというと、楽天銀行が毎月開催している配当金受け取りプログラムというものが使えるのです。



この楽天銀行の配当金受け取りプログラムは、株式の配当金を楽天銀行の口座で受領すると、1件につき10円が付与されるというプログラムです。

配当金の金額に関係なく、1件につき10円もらえますので、理想的には1株ずつ、たくさんの株式を持っていれば、それぞれの配当金受け取りに10円が加算されますので一番効率的になります。

このプログラムは1株ずつ、実質的に手数料0円で株式が購入できるSBIネオモバイル証券との組み合わせが最適になります。

Tポイントで始められる投資【SBIネオモバイル証券】

このセゾンポケットでも登録配当金受領口座方式が使えますので、楽天銀行の配当金受け取りプログラムを利用することが可能です。

ただし、株式の購入が最低でも5000円ずつの購入になりますので、配当金受け取りプログラムの効率はそれほどよくありません。

まあ、証券口座で配当金を受け取るよりも、1回の配当金受け取りに対して10円ほどおとくになりますよ、ということですね。

ちなみに、フロッギーについては登録配当金受領口座方式が使えず、証券会社の口座でしか配当金を受け取ることができないので、この配当金受け取りプログラムを利用することができません。

残念!

手数料が高すぎる

それよりも、セゾンポケットの問題はこの手数料の高さ。

まずは、投資信託。

セゾンバンガードグローバルバランスファンドは購入時の費用こそありませんが、信託報酬が0.61%、信託財産留保額もあり、0.1%。

セゾン資産形成の達人ファンドにいたっては購入時の費用こそありませんが、信託報酬が1.35%と1%を超えてきており、その上信託財産留保額もやはり0.1%かかります。

株式については、売買時に0.5%もの手数料がかかってしまいます。

ここでもフロッギーと比べてみます。

フロッギーでは、ポイント制度やクレジットカードによる引き落としはできませんが、購入時の手数料がかかりません。

配当金目的の投資の場合、バイアンドホールドになりますので、そうであれば手数料が実質的にかからないことになります。

ポイントはありませんが、それよりも手数料の方が圧倒的に大きいので、手数料で考えた場合にはフロッギーの方が有利になります。

セゾンポケットには手数料についてもう一度考えてもらえないかと思います。

既存のサービスの方が手数料が安いなんて、新しいサービスとしてはどうかと思いますよ。

少なくとも株式購入時の費用がかからないようにして欲しい。

投資信託の銘柄が2つしかないし、インデックスファンドがない

セゾンポケットで購入できる投資信託はたったふたつしかありません。

しかも、両方ともアクティブファンドになりますので、手数料はインデックスファンドよりも高く、投資信託の信託財産留保額も設定されていますので、売却時に手数料がかかります。

うーん、セゾンだからわからなくはないですが、このインデックスファンド全盛の時代に手数料の高いアクティブファンドしか用意しないのはどうかと思います。

私は買わないですが、日経225のインデックスなどは用意したほうがよかったのではないかと思います。

株式の銘柄も少ない

投資信託ほどではありませんが、株式についても購入できる銘柄については制限があります。

100銘柄とリリースでは記載されていますが、実際、どんな銘柄が購入できるかについては、下記のリンクを参照ください。

kabutsumi.pdf

JTや通信会社など、ある程度有名な企業についてはカバーされていますが、やはり、それでもフロッギーはより多くの銘柄に投資ができますので、見劣りしてしまいますね。

リストをよくみて、自分の投資したい銘柄が入っているのであれば、問題ないかもしれませんね。

まとめ

新しくはじまったスマホ証券のセゾンポケット。

永久不滅ポイントを利用できるというメリットはありますが、手数料のことを考慮すると、SMBC日興証券のフロッギーにどうしても見劣りしてしまう。

売却時の手数料はしょうがないので、購入時の手数料くらいは無料にして欲しいな。

以上です!

ではでは、たっきーでした!

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